弁護士紹介Lawyer
本当に納得できる解決をめざして
弁護士として日々執務する中で、常に気を配ってきたのは「依頼者の方々にとって本当に納得のいく解決は何か」ということです。
事件にはそれぞれの特徴があり、裁判等に勝ちさえすれば依頼者の方々にとって真に納得のいく解決になるかというと必ずしもそうではありません。
依頼者の方々は、弁護士に相談しなくてはならなくなるほどの重大な悩みや紛争を抱えて来所されます。依頼者の方々と十分にコミュニケーションをとりながら、
依頼者の方々にとってより良い解決方法を模索することが重要であると感じております。
これまでの経験を生かしながら、悩みを抱えている皆様のお力に少しでもなれればと思っております。
個人的に特に注力している業務は、アート・エンターテインメント法務、不動産法務、インターネット法務です。
アート・エンターテインメント法務に関しては、著作権や各種契約といった点に限らず、音楽、出版、映画、アニメ、美術、ゲームなどのコンテンツ制作にあたって生じる各種トラブルの解決やルールメイキングなども視野に入れて業務を行っています。
法務に関連する様々な事柄を当事務所にアウトソーシングしていただき、アート・エンターテインメントに携わる方々が本来のコンテンツ制作に注力していただける環境を作るための下支えを行うことを、私のミッションと考えております。
芸術家を支援するNPO「Arts and Law」代表理事も務めています。
また、DJ/アーティストを中心に構成される「クラブとクラブカルチャーを守る会」の事務局長として、風営法改正のロビー活動に参加していました。かかる活動の成果もあり、2015年6月に改正風営法が成立しました(同法は2016年6月に施行されています)。
紛争予防、紛争解決といった弁護士本来の業務だけではなく、現実と法律がかけ離れた分野について、新たなルール作りを行っていくことも視野に入れて活動しています。
自身もバンド活動を行っており、レコードを出したり、ライブイベントを企画したり、幅広く活動しています。
中学生や高校生のころは、マイナーな音楽やアートを享受することで、多感な思春期をなんとか乗り切ることができました。
クリエイターの中でも、十分な報酬を得て活動できている人はあまり多くありませんが、厳しい環境の中で創作活動を行う多数のクリエイターから生み出される作品が残っていくことを、とても大切なことだと考えています。多くのクリエイターが自身の創作活動を継続していけるような環境作りをお手伝いしたいです。
また、様々な表現の作品が広く後世に残り、未来の子どもたちに触れてほしい。そのような思いで、Arts and Lawでの活動やデジタルアーカイブ学会の法制度部会への参加等を行っています。
アート・エンターテインメントの業界には、良くも悪くも独特の慣習があり、それによってトラブルが発生することも少なくありません。
一つでも多くの作品が生み出され、多様な表現に触れられる社会であるために、弁護士として少しでもお役に立つことができれば幸せです。
少しでも不安なことがありましたら、まずはご相談ください。
弁護士 藤森 純 (東京弁護士会)
経歴
東京都小金井市出身
早稲田大学法学部卒業
企業法務系法律事務所勤務弁護士、駿河台法律会計事務所(第一東京弁護士会)パートナー弁護士を経て、
2014年9月に弁護士法人品川CS法律事務所設立に参加、共同代表。
2019年5月、現在の東京スプラウト法律事務所開設。
著書
『権利処理と法の実務 (デジタルアーカイブ・ベーシックス 1) 』(勉誠出版)(共著)
『イラストレーターの仕事がわかる本』グラフィック社(監修)
『デジタル証拠の法律実務Q&A』日本加除式出版(共著)
個人ブログ「COLERE JOURNAL(コレレジャーナル)」
所属団体等
東京弁護士会 労働法制特別委員会 委員(現任)
株式会社アミューズ 監査役(社外)(現任)
杏林大学総合政策学部 非常勤講師(現任)
芸術家を支援するNPO「Arts and Law」 代表理事(現任)
デジタルアーカイブ学会 評議員、法制度部会員(現任)